笑う昆虫

都会に暮らす昆虫の写真を中心に意外な生態などを紹介

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牛蒡の花

Author:牛蒡の花
部屋にスズメガが飛んで来たら半パニックになってしまうし、それがもし、チョコレート色に黒光りするスバッシッコイ奴だったら、太い声の悲鳴を上げて逃げ出してしまいます。刺すワケでも噛み付くワケでもないのになんで怖いのか自分でもわからない。なのに虫が好き。

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ホソヘリカメムシに騙された…!!?

川越市を通る入間川の河川敷には、野原と森が続いています。
今朝、バイクで通勤途中、最近購入したリコーのコンデジのテストがてらチョット立ち寄りました。
ホソへリカメムシが、野原の葛の葉に沢山いましたが、そこら中、アシナガバチが飛んでいて、ドキドキ。戻ってから生態を調べると、ムム!?あれは、もしかしたらアシナガバチじゃなくてホソへリカメムシの擬態??良く観察しなかったので断言はできませんが、ホソへリカメムシは、飛んでいる姿がアシナガバチにベーツ擬態するとありました。ついでに、幼虫は、蟻に擬態しているそうです。
 ホソへリカメムシは、大豆等マメ科の害虫。害虫駆除のために研究が進んでいて、腸内細菌は、人に似ている。細菌の種類は、個体差があり、母子間で受け継ぐのではなく、生まれ地で、腸内細菌として有用な細菌を取り込むとあり、消化器官の解剖写真がありました。なんと器用な人がいるもんだ!
 最新の殺虫兵器の研究では、ホソへリカメムシ集合フェロモンの合成で一網打尽にするか、天敵の寄生蜂の集合フェロモンで繁殖を抑える研究がされているそうです。
 
ホソヘリカメムシ1

ホソヘリカメムシ4

ホソヘリカメムシ3
 
ホソへリカメムシ
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これも擬態?はちと言うよりハチドリ?


よく、近所の公園の植木や、花壇を飛んでいるオオスカシバ。とってもきれいなハチドリの様なガ。今日は、事故死か、寿命か、死んだ個体を見つけました。ホバリングしながら花の蜜を吸うので、なかなか近づいて撮れないのですが、はじめて接写出来ました。死んでいるのですが、カッコいいデザイン。SF映画の不時着した宇宙船みたい。  羽化したばかりの羽根は白く、羽ばたくと鱗粉が全て落ちて透明になるそうです。でも、根本的な疑問として本当にガの仲間なの?って考えてしまいます。

オオスカシバの死骸1

オオスカシバ3

oosukasiba.jpg

オオスカシバ

アブだってベーツ擬態


アブって、刺しそうでしょ?ハチみたいだから?でも多分、ハチに似ているアブは安全。デッかなハエみたいなタイプには人を刺すのが多いみたいです。アブはハチよりもハエに近い。ハチのハネは、2枚ずつ4枚。でもアブは一枚ずつ2枚。毒や武器を持たないからこそ、ハチのまねして身を守っています。充分に擬態が人間に対しても成功しているんですね。
この写真は、キタヒメヒラタアブ。5~6mm の小さくて人懐っこいアブ。よく人の鼻先で器用に空中停止するアブです。

ヒメホソヒラタアブ

キタヒメヒラタアブ

ベーツ擬態する昆虫たち


世界中に分布するマダラチョウの仲間、カバマダラという南方系の蝶が鹿児島あたりまで生息しはじめています。マダラチョウは、体内に毒素を持つものが多いのですが、カバマダラの幼虫は南米産ガガイモ科のトウワタやフウセントウワタというアルカロイド系の有毒植物をせっせと食べて、毒を蓄積して成虫に成ります。トウワタや、フウセントウワタは、本来、本土には自生していません。園芸用に栽培されていますが、台風等で、迷蝶としてたどり着いたカバマダラが、無事にトウワタを発見し、産卵。冬を越して無事成長し、世代を繰り返し定着。つまり温暖化により北上しているのです。

この蝶に擬態して、さきに北上を続けている蝶に、ツマグロヒョウモンがいます。すみれ科を食草としています。いつ頃から東京で見られる様になったかはわかりませんが、多分10年前は見かけない蝶だったと思います。それが東京の都心で普通に見られる様になりました。

img_1501429_19812962_0.jpeg

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でも、カバマダラのいないエリアでは、せっかくの擬態も意味がなく、鳥たちの良い餌になっているのでしょうか。ツマグロヒョウモンと同じくカバマダラに擬態している蝶の仲間に、メスアカムラサキというのもいます。ともに擬態しているのは♀のみ。♂はツマグロヒョウモンはヒョウモン柄、メスアカムラサキの♂は真っ黒に白い紋の地味なデザイン。プライドが許さなかったのか、犠牲的精神でいざというときは俺を喰え!てことなのか、♂は不味いが♀は美味しいとか?不思議です。写真では分かりませんが、飛び方までカバマダラのふりをします。ゆったり、羽模様を見せびらかす様に優雅な飛び方で、焦ると突然、タテハ系の機敏で力強い飛び方に戻り逃げていくそうです。

ツマグロヒョウモン♂

ツマグロヒョウモン♂

下の写真はジャコウアゲハに擬態するガのアゲハモドキ。よくこだわって擬態しています。でも、触覚が蛾っぽい。さらに決定的違いがサイズ。開張で  5 ~ 6cm ほどの大きさしかありません。ジャコウアゲハの写真もまだありませんが、開張 10cm以上の立派な蝶です。胴の両脇に真っ赤な模様がありますが、アゲハモドキは胴の腹側が真っ赤になっています。ジャコウアゲハの腹側がよく見えなかったのかもしれませんね!?
もう少しジャコウアゲハの情報。ジャコウアゲハの食草はウマノスズクサ。幼虫はその葉をせっせと食べ、やはりアルカロイド系の毒を体内にいっぱい蓄積します。♀の前肢には多数の針のような毛があり、そこに臭覚器官があるとされています。その前肢でウマノスズクサの毒性分(アリストロキア酸)を嗅ぎ分け、産卵します。しかも、その卵に、アリストロキア酸のクリームを塗り付けるという念の入れよう。その知恵、どこにつまってるんだ!と考えてしまいます。

アゲハモドキ

アゲハモドキ

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モンキアゲハ

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クロアゲハ

モンキアゲハやクロアゲハもジャコウアゲハに擬態しているとされています。モンキアゲは、実家鹿児島では、普通にひらひら町中を飛んでいます。クロアゲハは、東京青山の住宅地を飛んでいました。アゲハの仲間はみんな食草がほぼ同じ、一齢から四齢までは、みんな、鳥の糞と見分けがつきません。ジャコウアゲハとは、随分生態が違います。

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